GeoJSON
GISBoxは、OSGB/GEOTIFF/RVT などの複数の GIS フォーマットでの編集をサポートし、3DTiles/Terrain への変換や公開が可能なワンストップ 3DGIS データ編集、変換、公開プラットフォームです。
概要
GeoJSON は、地理空間データを表現するためのフォーマットで、JSON(JavaScript Object Notation)標準に基づいています。これは、地理的特徴(点、線、ポリゴンなど)とその属性情報を一緒に格納し、Web 地図サービス、GIS(地理情報システム)、データ可視化、地理データ交換などで広く使用されています。
データフォーマットの概要
GeoJSON ファイルは、地理データとその属性情報を表現するために JSON 形式の構文を使用し、主に以下の幾何学的なタイプを含みます:
- Point: 特定の位置を表す単一の座標点。
- MultiPoint: 複数の点を集めたもの。
- LineString: 順番に接続された複数の点からなる線、経路や境界を表す。
- MultiLineString: 複数の線を集めたもの。
- Polygon: 閉じたパスによって表現されたエリア。
- MultiPolygon: 複数のポリゴンを集めたもの。
- GeometryCollection: 幾何学的オブジェクトの集合。
長所
- 軽量で読みやすい: GeoJSON は JSON 形式に基づいており、シンプルな構造で読み書きが容易、軽量なアプリケーションに適しています。
- 広い互換性: ほとんどの Web API やアプリケーションと互換性があり、開発や統合が容易です。
- さまざまな幾何学的タイプに対応: 様々な幾何学的構造を表現でき、異なる地理データのニーズに応えます。
- クロスプラットフォームでの転送: クロスプラットフォームで地理データを交換でき、複数のシステムやアプリケーション間で転送可能です。
- 解析が簡単: GeoJSON は JavaScript で直接解析できるため、Web アプリケーションでの直接使用が便利です。
短所
- 複雑な幾何学的構造には対応しない: GeoJSON は主にシンプルな幾何学的データに適しており、複雑な幾何学的データには設計上限界があります。
- データサイズが大きい: バイナリ形式(Shapefile や TopoJSON など)と比較すると、GeoJSON ファイルはサイズが大きく、転送や保存にコストがかかります。
- 精度が不足する場合がある: デフォルトの座標系である WGS84 を使用しているため、高精度な地理アプリケーションでは精度が不足する場合があります。
- トポロジカルサポートがない: TopoJSON と比較して、GeoJSON はトポロジカルな関係情報を持っておらず、トポロジーの最適化を行うことができません。
応用シーン
GeoJSON は、Web マップやデータ可視化に広く使用されています。JSON 形式の特性を持つため、Web ブラウザ上で迅速に解析および表示が可能です。オンライン地図データの表示、地理情報の動的読み込みなどに頻繁に使用されます。モバイルアプリケーション開発においても、GeoJSON 形式は軽量な地理データの転送を容易にし、ナビゲーション、位置情報、地図表示などのモバイル地理情報サービスに適しています。
例
- GeoJSON の概要図。
- GeoJSON による場所注釈の例画像。
ファイルの開き方
- オンラインで GeoJSON ファイルを表示する。
- Web ブラウザで GeoJSON ファイルを開く。
関連 GIS ファイル
SHP
JSON
SHX
GML
参考
- https://ja.wikipedia.org/wiki/GeoJSON
- https://geojson.org/
- https://www.ibm.com/docs/en/db2/11.5?topic=formats-geojson-format