GISBox

GeoJSON

GISBoxは、OSGB/GEOTIFF/RVT などの複数の GIS フォーマットでの編集をサポートし、3DTiles/Terrain への変換や公開が可能なワンストップ 3DGIS データ編集、変換、公開プラットフォームです。

概要

GeoJSON は、地理空間データを表現するためのフォーマットで、JSON(JavaScript Object Notation)標準に基づいています。これは、地理的特徴(点、線、ポリゴンなど)とその属性情報を一緒に格納し、Web 地図サービス、GIS(地理情報システム)、データ可視化、地理データ交換などで広く使用されています。

データフォーマットの概要

GeoJSON ファイルは、地理データとその属性情報を表現するために JSON 形式の構文を使用し、主に以下の幾何学的なタイプを含みます:

  1. Point: 特定の位置を表す単一の座標点。
  2. MultiPoint: 複数の点を集めたもの。
  3. LineString: 順番に接続された複数の点からなる線、経路や境界を表す。
  4. MultiLineString: 複数の線を集めたもの。
  5. Polygon: 閉じたパスによって表現されたエリア。
  6. MultiPolygon: 複数のポリゴンを集めたもの。
  7. GeometryCollection: 幾何学的オブジェクトの集合。

長所

  1. 軽量で読みやすい: GeoJSON は JSON 形式に基づいており、シンプルな構造で読み書きが容易、軽量なアプリケーションに適しています。
  2. 広い互換性: ほとんどの Web API やアプリケーションと互換性があり、開発や統合が容易です。
  3. さまざまな幾何学的タイプに対応: 様々な幾何学的構造を表現でき、異なる地理データのニーズに応えます。
  4. クロスプラットフォームでの転送: クロスプラットフォームで地理データを交換でき、複数のシステムやアプリケーション間で転送可能です。
  5. 解析が簡単: GeoJSON は JavaScript で直接解析できるため、Web アプリケーションでの直接使用が便利です。

短所

  1. 複雑な幾何学的構造には対応しない: GeoJSON は主にシンプルな幾何学的データに適しており、複雑な幾何学的データには設計上限界があります。
  2. データサイズが大きい: バイナリ形式(Shapefile や TopoJSON など)と比較すると、GeoJSON ファイルはサイズが大きく、転送や保存にコストがかかります。
  3. 精度が不足する場合がある: デフォルトの座標系である WGS84 を使用しているため、高精度な地理アプリケーションでは精度が不足する場合があります。
  4. トポロジカルサポートがない: TopoJSON と比較して、GeoJSON はトポロジカルな関係情報を持っておらず、トポロジーの最適化を行うことができません。

応用シーン

GeoJSON は、Web マップやデータ可視化に広く使用されています。JSON 形式の特性を持つため、Web ブラウザ上で迅速に解析および表示が可能です。オンライン地図データの表示、地理情報の動的読み込みなどに頻繁に使用されます。モバイルアプリケーション開発においても、GeoJSON 形式は軽量な地理データの転送を容易にし、ナビゲーション、位置情報、地図表示などのモバイル地理情報サービスに適しています。

  1. GeoJSON の概要図。

  1. GeoJSON による場所注釈の例画像。

ファイルの開き方

  1. オンラインで GeoJSON ファイルを表示する。

  1. Web ブラウザで GeoJSON ファイルを開く。

関連 GIS ファイル

SHP

JSON

SHX

GML

参考

  1. https://ja.wikipedia.org/wiki/GeoJSON
  2. https://geojson.org/
  3. https://www.ibm.com/docs/en/db2/11.5?topic=formats-geojson-format