GISBoxは、OSGB/GEOTIFF/RVT などの複数の GIS フォーマットでの編集をサポートし、3DTiles/Terrain への変換や公開が可能なワンストップ 3DGIS データ編集、変換、公開プラットフォームです。
概要
GPXは、GPS データの交換を目的とした XML ベースのファイル形式です。ルート、トラック、POI(興味のある場所)など、位置情報を記録するために広く使用されており、さまざまな GPS デバイスやソフトウェア間でデータを簡単に共有および転送できます。GPX 形式はオープンスタンダードとして、多くのアプリケーションやデバイスにサポートされており、スポーツトラッカーや地図ソフトウェア、ナビゲーションシステムなどで利用されています。
データフォーマットの概要
GPX ファイルは XML フォーマットを使用しており、構造化されていて可読性が高く、以下の主要な情報を記録できます:
- Waypoints(ウェイポイント):特定の地理的な位置を示し、観光地やナビゲーションの目印として使用されます。
- Tracks(トラック):一連の連続した地理的ポイントで、歩行、運転、または自転車走行の経路を記録します。トラックは複数のセグメントに分かれており、それぞれのセグメントは複数のトラックポイントで構成されています。
- Routes(ルート):一連のウェイポイントを接続して形成され、計画された経路を示します。ナビゲーションの計画に使用されます。
長所
- 広範なサポート:GPX はオープンスタンダードであり、さまざまなデバイスやアプリケーションで互換性があり、データの共有が容易です。
- 人間可読性:XML ベースであるため、GPX ファイルは読みやすく、編集も簡単です。開発者やユーザーは直接確認したり編集したりできます。
- 豊富なデータ:位置情報、時間、高度など、さまざまなデータを含むことができ、多様な用途に適しています。
- オープンで拡張可能:開発者は標準的な枠組み内で形式を拡張し、特定のニーズに対応することができます。
短所
- ファイルサイズが大きい:XML 形式の冗長性により、GPX ファイルは他のバイナリ形式と比べて保存や転送においてより多くの容量を占めます。
- パフォーマンス制限:大量のデータや高頻度のデータを処理する際、GPX ファイルの解析や読み込みのパフォーマンスが影響を受ける可能性があります。
- リアルタイム用途には不向き:解析が遅いため、位置データをリアルタイムで処理するシナリオでは、軽量な形式の方が効率的な場合があります。
応用シーン
GPX 形式は、ランニング、サイクリング、ハイキングのトラッキングに頻繁に使用され、ユーザーがルート、時間、速度などのデータを分析するのに役立ちます。事前に計画したルートをナビゲーションデバイスにインポートし、ターン-by-ターンの指示を提供するのにも使用されます。また、GPX ファイルは Google Earth や QGIS などの地図ソフトウェアにインポートすることができ、パスや POI を可視化および分析したり、履歴のトラッキングデータを保存して将来の分析やレビューに使用することができます。
例
- GPX ファイルのサンプル。
- スポーツウォッチによって記録されたサイクリングルート。
ファイルの開き方
- GPX ファイルが、レイヤーとして追加されます。
- Suunto アプリで開いた GPX ファイル。
関連 GIS ファイル
KML
KMZ
SHX
GeoJSON
参考
- https://mamorio.biz/blog/gpx
- https://blog.esrij.com/2016/10/11/post-16886/
- https://mbd.baidu.com/newspage/data/dtlandingsuper?nid=dt_5555815544473663999
- https://www.jb51.net/softjc/615854.html
- https://www.suunto.cn/zh-chs/Support/faq-articles/suunto-app/how-do-i-import-a-.gpx-file-in-suunto-app-for-android/